どうも!まっさんです!
前回の記事では銀行預金(貯金)だけでは危険だと私が考える理由(前編)として、円預金も投資の一種であるということ、また円預金に集中投資することの懸念についてお伝えさせていただきました。
そして今回は、以下の内容について記事を書かせていただきたいと思います!
- 日本は過去に2度金融破綻している!?
- 日本円の価値は今後下がっていく見込み
日本は過去に2度金融破綻している!?
これは知らなかった方も多いのではないかと思うのですが、実は日本は過去に2度、金融破綻しています!
1回目:関東大震災の後(1927年)
2回目:第二次世界大戦後(1946年)
ちなみに金融破綻というのは、財政的な理由で国の運営が困難になり「預金封鎖」を実施したことを指しています。
預金封鎖とは何かというと、簡単に言えば日本政府が国民の財産を没収することです!
戦後、戦争によって膨れ上がった国債の影響で強烈なインフレが起きたため、事態を収拾するために日本政府はまず何をしたかというと、新円への切り替えを実施しました。
それにより、これまで流通していた旧円は使えなくなったため銀行で新円と交換しなければならなくなりました。
家の金庫にお金を隠していても使えなくなってしまっては意味がないので、みんなが一斉にお金を銀行に預けにいきます。
そして、旧円を回収し終わったタイミングで預金を引き出せなくしました!これが預金封鎖です。
その後、日本国民から回収した預金に対して財産税をかけます。(税率は預けた金額に応じて決まっており、25%~90%)
課税後も国民はお金を自由に引き出すことはできず、家族の人数などに応じて出金制限がかけられました。
これによって日本国民が自由に使えるお金はほとんどなくなってしまったのです。。
これらの出来事はあくまで過去のことで、現代の日本で預金封鎖が行われる可能性があるかと言われるとその可能性は限りなく低いと私は考えています。
ですが、現在の日本の借金は戦後預金封鎖を行った時と同じくGDP(国内総生産)の2倍以上あったり、新札発行が2024年に予定されていたり当時と状況が似ていることもあり、「また預金封鎖されるのでは!?」と一部の人たちの間でささやかれています。
日本円の価値は今後下がっていく見込み
日本円の価値は今後下がっていくと私は考えています。
マネタリーベースの引き上げ(円の流通量の増加)
過去の記事でも説明させていただきましたが、日本政府は景気回復のため、また膨れ上がった借金の対策として2013年からマネタリーベースの引き上げを実施しています。
簡単に言えば景気を良くするためにお札をどんどん刷って円の流通量を増やしています!
円の流通量が増えることで何が起きるのかというと、お札の量が増えても世の中のモノ(物質)の量は変わらないので相対的に円の価値が下がり物価が上昇します。
それによって銀行に預けているお金の金額は変わらなくても、そのお金で買えるものがどんどん無くなっていきます。
人口減少による国力の低下
また、国外に目を向けてみると地球の総人口は年々増加しています。
日本は2004年をピークに年々人口が減少していますが、人口が減り続けている国は世界的に見ても少数で今後たくさんの国に総人口を抜かれる見込みです。
現在の日本の人口や今後の人口推移予想は以下の記事でまとめています。
国の経済力と人口には切っても切り離せない関係があり、人口が多い国の方が生産活動、消費活動ともに活発になるので経済力も高くなる傾向にあります。
経済力が高くなれば通貨の価値も上がるため、今後人口増加が見込まれる国の貨幣価値が高まっていき、相対的に日本円の価値が下がっていく可能性は高いと思います。
まとめ
今回は銀行預金(貯金)だけでは危険だと私が考える理由の後編として、日本は過去に2度金融破綻しているということと、日本円の価値は今後下がっていく見込みであるということについて説明させていただきました!
記事の内容をまとめると以下の通りです。
- 日本では過去に2度、預金封鎖によって預けたお金に対して財産税をかけられ、出金制限もかけられた
- 円の流通量が年々増えていることにより、将来的に円の価値が下がることが予想される
- 今後も人口減少が続く日本では国力が低下し、他国と比べて円の価値が下がることが予想される
大事なのは、どのように自分の保有している資産を分散して様々なリスクに備えていくかということです。
今後書いていく記事で具体的な対策についてもお伝えしたいと考えておりますので楽しみにしていてください!
それでは!