どうも!まっさんです!
みなさんは稼いだお金をどうしていますか?
稼いだお金は銀行に預けている、証券口座に入れて株を買っている、稼いだ分だけすべて使って生活水準を上げているなど色んな方がいらっしゃるかと思います。
その中でも日本人で圧倒的に多いのは、資産の大半を円預金として銀行に預けているケースだと思います。
日本の銀行って世界的に見ても安全ですもんね!
ただ、私は多くの日本人のようにほとんどの資産を銀行預金だけで保有しているのはリスクが高いと考えています。
今回の記事では私がそのように考える理由について具体例を挙げながら説明させていただきたいと思います!
※記事が長くなりそうなので、前編と後編に分けさせていただきました
前編:「円預金も投資の一種」「円預金に集中投資することの懸念」
後編:「実は日本は過去に2回金融破綻している」「日本円の価値は今後下がっていく見込み」
円預金も投資の一種
自分の金融資産をすべて日本円として銀行に預けている人に理由を聞くと、おそらくこう答えると思います。
外国のお金とか仮想通貨とか信用できないものを保有するぐらいなら日本円として銀行に預けとくのが一番安全だろ
うんうん、気持ちは良く分かります。ですが、
「銀行預金も投資の一種であるという認識はありますか?」
と質問すると、「???」となると思います(笑)
そうなんです。銀行にお金を預けることは間接的に投資をしていることになるのです。
この認識がある人はある程度金融リテラシーがある人だと思っています。
一般人の感覚としては「銀行にお金を預かってもらっている」ですが、銀行は預かったお金に全く手を付けず保管しておいてくれるわけではなく、預かったお金を企業や個人に貸し付けて手数料を得ています。
金融業って金貸しが仕事ですから、お金を預かっているだけではビジネスとして成り立たないんですよね。
そしてお金を貸し付けて得た利益の一部を、お金を預けてくれた(貸してくれた)人に還元しているのです。それが銀行の利息です。
そういう意味で言うと、自分が銀行にお金を投じて運用してもらい、生み出された利益の一部を分配してもらっていることになるので投資と同じ性質を持っていると言えますよね?
もちろん銀行はお金を管理してくれていつでも出し入れできるから便利だし、預けたお金も1,000万円までは元本保証されるので、保有している資産のメインは銀行預金で良いと思っています。
私が危険だと思っているのは、保有している金融資産をすべて日本円として銀行に預けておくことです!
これは、超ローリスク(ローリターン)の投資先(日本円)に、自分の資産を集中投資しているのと同義です!
株で例えるのであれば、持っているお金を1社(例えばアップルとか)に全額投資しているのとやっていることは同じです。(もちろんリスクの大きさは全然違いますが)
集中投資は何がマズいのかというと、1社の経営が傾いた時に大きな損失が出て、最悪の場合紙切れになってしまうからです。
銀行の円預金に集中投資した場合は、日本という国に問題が生じて円の価値が下がったら大変なことになります。
※日本が抱えている問題、リスクについてはこれまでの記事で散々書いてきた通りです。
資産運用の基本は分散投資です!
円預金に集中投資することの懸念
自分の資産を円預金のみで保有しているのは、超ローリスク(ローリターン)の投資先(日本円)に自分の資産を集中投資しているのと同義であるということは理解していただけたかと思います。
では、円預金への集中投資にはどのような懸念があるのかを今からお伝えします!
為替変動の影響を大きく受ける
日本円しか持っていないということは、日本円の価値が下がったときに大きな損失が出てしまうということです。
と思っているのなら、考えが甘いです(笑)
現代は急速にグローバル化が進み、多くの日本人が海外から輸入した製品を所有するようになりました。
例えば外車やスマホ、海外製の家具などその他色々あります。
私はいまiphoneを持っていますが、これはアメリカのアップル社の製品です。
みなさんはどこのメーカーのスマホを所有していますか?日本製のスマホを使われている方はいらっしゃいますか?(きっと海外製を使われている方が大半だと思います)
製品だけでなく、ガソリンとか海外旅行とかもそうで、海外から輸入しているものや海外のサービスは当然為替の影響を受けます。
もしも今後世界的に見て日本円の価値が現在よりも下がっていったとしたら、これまで買えていたはずの輸入品が買えなくなってしまいます。
つまり、お金を失ったのと同じです!
今後日本円の価値が世界的に見てどうなっていくかは分かりませんが(私は現在よりも下がっていくと考えています)、価値が下がっても大丈夫なように日本円だけではなくドルやユーロなどいくつかの通貨に分散して保有するのが得策と言えるでしょう。
機会損失をする可能性がある
もう一つの懸念としては、機会損失をする可能性があるということです。
どういうことかというと、得られたはずの利益を取り逃がしてしまうということです。
円預金は前述した通り、超ローリスク(ローリターン)な投資先です。
2021年現在の銀行の普通預金金利は0.001%/年です。
(出典:三菱UFJ銀行『円預金金利』より)
年利0.001%ということは、銀行に100万円を預けて1年後に得られる利息が10円です。
10円ですよ??年に1回でもATMでお金を下ろして手数料を取られたらマイナスです(笑)
もしも、銀行に預けていた100万円を別のところで運用していたら1年後どうなっていたでしょうか?
例えば年利5%の利回りが期待できる投資信託を100万円で購入した場合、1年後に5万円の利益が出ます。
10円の実に5000倍の利益です(笑)
もちろん一般的な投資商品は元本保証されていないので単年度ではマイナスになる可能性もありますが、投資先選定を間違えなければ10年、20年と年数を重ねるにつれて元本割れする確率は限りなくゼロに近づいていくでしょう。
このように、銀行の円預金以外で資産運用していれば得られたはずの利益をみすみす逃してしまうのは非常にもったいないことです。
また、これからも日本は物価上昇が予想されるので、銀行預金の金利では物価上昇についていくことが出来ず、銀行に預けている貯金で買えていたはずのものがだんだんと買えなくなってきます。
まとめ
今回は、銀行預金(貯金)だけでは危険だと私が考える理由の前編として、円預金も投資の一種であるということ、また円預金に集中投資することの懸念についてご説明させていただきました!
記事の内容をまとめると以下の通りです。
- 自分の資産を円預金のみで保有しているのは、超ローリスク(ローリターン)の投資先(日本円)に自分の資産を集中投資しているのと同義
- 日本円だけでなく、ドルやユーロなどいくつかの通貨を保有することで為替損失を抑えることができる
- 円預金しかしていないと株や金などの価値が上がったときに利益を取り逃がしてしまう
後編の記事では「実は日本は過去に2回金融破綻している」「日本円の価値は今後下がっていく見込みである」ということについてお伝えさせていただきますのでこちらもご覧ください!
それでは!