どうも!まっさんです!
「少子高齢化」って言葉を最近よく耳にするかと思いますが、「何が問題なのか」とか「自分にどんな影響があるのか」といったことまでちゃんと理解している人は意外と少ないと思います。
しかし、少子高齢化を自分ごととして捉えて今のうちから対策していかないと、将来お金に困る可能性が非常に高いです!
なので、今回は「少子高齢化とか俺には関係ないしどうでもいいわ!」って現時点で思っている人でも記事を読んで危機感を持ってもらえるようにできる限り分かりやすく説明させていただきたいと思います。
※記事が長くなりそうなので、今回は前編と後編に分けさせていただきました
前編:「少子高齢化とは?」「日本の人口推移と将来予想」
後編:「少子高齢化が私たちの生活に与える影響」
少子高齢化とは?
まず少子高齢化の定義について理解しましょう!
少子高齢化とは一言でいえば「生まれてくる子どもが少なくなり、総人口に占める高齢者の割合が大きくなった状態」のことを表しています。
- 少子化… 出生率(一人の女性が一生涯に生む子どもの数の平均数)が低下し、子どもの数が減少し続けること。
- 高齢化… 総人口のうち、高齢者の割合が大きくなってきた状態のこと。
ちなみに高齢化社会とは、65歳以上の人口の比率(高齢化率)が7%を超えた社会をいい、日本は1970年に高齢化社会に突入しました。
また、一般に高齢化率が14%を超えた社会を高齢社会、21%を超えた社会を超高齢社会と呼んでいます。
日本は2007年に超高齢社会へと突入し、現在(2020年)の高齢化率はなんと28.7%となっており世界一です!
(出典:日本経済新聞『65歳以上、人口の28.7%に』より)
日本国民の約4人に1人がお年寄りということですよ!
出生率についても年々減少しており、1970年代の第2次ベビーブームの頃は3人を超えていたのに対して、現在(2020年)は約1.34人です。
(出典:日本経済新聞『20年出生率1.34、5年連続低下』より)
今後も日本は少子高齢化が進んでいくことが予想されています。
働かない人(働けない人)の割合がどんどん増えていくと考えると、なんとなく将来の日本はヤバそうだというイメージは湧いてきますかね??(笑)
日本の人口推移と将来予想
次は、日本の総人口について知っておきましょう!
現在の日本の総人口って何人ぐらいか分かりますか?
5,000万人ぐらい?1億人?5億人?10億人?
正解は、2021年現在で約1億2500万人です!
(出典:総務省統計局『人口推計(令和3年(2021年)1月平成27年国勢調査を基準とする推計値』より)
どうですか?思ったよりも多かったですか?それとも少なかったですか?(日本の人口ぐらい知っとるわ!という方はすみません(笑))
ちなみに参考までに、世界各国の総人口を載せておきます。
1位:中国 14億3930万人
2位:インド 13億8000万人
3位:アメリカ 3億3100万人
6位:ブラジル 2億1260万人
11位:日本 1億2650万人
13位:フィリピン 1億961万人
21位:イギリス 6790万人
28位:韓国 5130万人
68位:オランダ 1710万人
202位:ツバル 1万人
(出典:ELEMINIST『【2020年版】最新世界人口ランキング』より)
総人口ランキングを見ると、日本の人口は現在11位なので世界的に見てもそこそこ多いと言えそうですね!
では、日本の人口推移はどうなっており、今後どのようになっていくことが予想されているのでしょうか?
それを表しているのがこちらの人口推移予想グラフです。
(出典:総務省『我が国における総人口の長期的推移』より)
日本の総人口は2004年(アテネオリンピックの年)にピークを迎え、そこから現在まで右肩下がりで推移しており、今後も減少し続けることが予想されています。
2100年はちょっと遠い未来なのでピンときませんが、30年後の2030年には1億人を割って9500万人になる見込みなので正直驚きました。
だってあと30年で今よりも3000万人近く人口が減るってことですよ!?
東京都の現在の人口が約1400万人であり、東京都の人口の2倍ほどの人が減少する可能性があるなんて考えられないですよね。。
また注目すべきが2050年の高齢化率で、予想では39.6%となっているためおよそ4割の人が65歳以上の高齢者になる見込みだということです。
今後の日本は一体どうなってしまうのでしょうか!?
まとめ
今回は少子高齢化問題の前編として、少子高齢化について、また日本の人口推移と将来予想について記事を書かせていただきました!
まとめると以下の通りです。
- 日本の現在の高齢化率は28.7%で、世界一高齢化が進んでいる国といえる
- 日本の現在の総人口は約1億2500万人(世界11位)
- 日本の総人口は2050年に9500万人となり、高齢化率も40%ぐらいになることが予想されている
高齢化の深刻さが伝わりましたでしょうか?
後編の記事で、高齢化率が40%近くになった日本にはどんな未来が待ち受けているのか、また私たちの生活にどのような影響が出てくるのかをまとめさせていただきましたので、ぜひこちらもご覧ください。
それでは!